#Silhouette Extra Tale 改訂版 第8章「譲れぬ気持ち」後編 !wait100 !se（Action）学内歩き !wait10 !se !wait50 !se（Action）学内歩き !wait10 !se !wait50 \f[12]「う……ううっ……」 !wait80 !se（Action）ドゴン !wait20 !bgm夜の静けさ @132 はあっ……\sはあっ……\sはあっ……！ @1 僕の乱れた息遣いだけが聞こえる、 音一つない、無音の世界……。 辺り一面が暗闇に覆われていて…… それよりも真っ黒な、目の前のゲート……。 ここは……意識の深層だった……。 @132 や、やった……\sはあっ……。 なんとか……戻って、これた……。 @1 でも……正直、まだ信じられないや。 『波動』防ごうとして真空波を撃ったら、 まさか、爆発した勢いでゲートの場所まで 吹っ飛ばされるなんて……。 @131 （……まるで昔のマンガだな） （リセットも、まさかこうなるなんて 　思ってなかったろうね……） @1 とにかく……結果オーライってとこか。 もう一回やれって言われても、こんなの 絶対できやしないだろうな……。 ……\sというか、二度とゴメンだけど。 @134 ふうぅぅぅ……。 !wait60 @130 ……。 !wait40 !se（Action）跳ね @1 よしっ……呼吸も、だいぶ落ち着いた。 いつまでも休んじゃいられないんだ…… \s僕は、あくまでリセットを振り切っただけ……。 ホントにやるべき事は……これから……。 !wait35 !se（Action）ズシャアアー !wait5 @133 セトッ！ そこにいるんだろ！？ 僕だよ……助けに来たよっ！！ @0 \f[20]シーン…… @131 ……。 やっぱり、反応ナシか……。 @1 闇の中に浮かぶ真っ黒な球体…… 呼びかけても、返事は返ってこない……。 セトはこの中に閉じ込めたって…… リセット、そう言ってたはずだけど……。 @131 これじゃ、無事でいるかどうかも 全く分かんないじゃん……。 声が届いてないだけかもしれないけど、 もし、万が一のことがあったら……。 @1 だったら尚更だ、早く助け出さないと……。 でも、どうする……\s見た感じ、入り口とか 繋ぎ目なんて見当たらないけど……。 !wait20 @130 ……。 とにかく、この壁さえ壊せれば……。 !wait40 !se（Action）跳ね @0 @133 ていっ！！ !se（Action）ミス !wait15 !se（Shooting）カノン @1 ゴツンッ！ @132 ――――ッ！！ !se（Action）ドゴン @1 一瞬だけ、暗闇に包まれた世界が 真っ白になった気がした……。 @132 ホアッ、ホアアァァァ……！ （ゴロゴロ） @1 重くて、硬くて……まるで鉄球だよ……。 こっちが壊そうと思ってるのに…… 下手したら僕の手が先に壊れそうだ……。 ……\sこれ、ホントに\r[脆,もろ]くなってるの？ @131 な、なんだよ、これ……。 全然……ビクともしないじゃん……。 @1 なにしろ、リセットが手こずるくらいだ……。 並大抵の力じゃ絶対に壊せない…… おまけに、僕は魔法だって使えない……。 もちろん、それは十分に分かってる…… \s不可能かもしれないって事も……。 !wait30 !se（Action）跳ね @133 くっそ……負けるもんかっ！！ シフト正拳ッ！！ \sシフト真空波ッ！！ \s\f[32]とび蹴りぃぃぃーっ！！ !se（Action）殴打 !wait4 !se（Action）殴打 !wait10 !se（Action）殴打 !wait4 !se（Action）殴打 !wait4 !se（Action）殴打 !wait15 !se（Action）ジュゴー !wait8 !se（Shooting）撃破B !wait15 !se（Action）ジュゴー !wait8 !se（Shooting）撃破B !wait12 !se（Action）ミス !wait10 !se（Shooting）撃破A !wait3 !se（Shooting）撃破A @1 でも……無理だ、なんて言わない。 !se（Action）殴打 !wait4 !se（Action）殴打 球体の周りをグルグル回りながら、 思いつく限り、ひたすら攻撃を叩き込む。 !se（Shooting）撃破A !wait3 !se（Shooting）撃破A !wait3 !se（Shooting）撃破A 絶対に助けるんだ……\s諦めてたまるかっ！！ !se（Action）ジュゴー !wait8 !se（Shooting）撃破B !wait80 !se（Action）ドゴン @0 !mv !wait5 @132 はあっ……はあっ……はあっ……！！ く、くっそぉ……はあっ…… \s全然、時間経ってないのに……。 @1 もう何時間も攻撃しっぱなしみたい…… それくらい必死で、それくらい疲れてた……。 なのに、球体は何も変わらなくて…… 傷一つ付かないで……ジッと留まってる。 近くて遠いゴールまでの距離…… \sどれだけ走っても辿り着けないような、 絶望的な距離だった……。 !wait30 !se（Action）跳ね @131 くそっ……まだだ……！ 魔法が使えなくたって…… きっと、方法はあるはずなんだ。 もっと……\sもっと、頭を使わないと……。 !wait40 @130 ……。 あたま、か……。 !wait60 !se（Action）跳ね @0 !mv !wait3 @133 \f[32]おりゃあっ！！ !se（Shooting）カノン !se（Shooting）撃破A !se（Shooting）撃破C @1 \f[32]ガツンッ！！ @132 \f[32]のぎゃああぁぁぁーっ！！ @1 とりあえず、頭突きも試してみた……。 ……\sやっぱり、ダメだった。 !wait80 !bgm !se（Action）学内歩き \c[4]「楽しそうだね……」 @131 ……っ！ !wait40 !bgmサスペンス @408 \c[4]……。 @132 リ、リセット……！ もう戻ってきちゃったの！？ @408 \c[4]そう？ 結構、時間かかったよ。 \c[4]あなたが遊んでただけじゃない……。 @131 うっ……。 !wait30 @408 \c[4]……\sでも、遊びは終わり。 \c[4]いくら魔法が弱くなってても…… あなたなんかじゃ絶対に壊せない。 \c[4]もう、私の邪魔しないで……。 !wait30 !se（Action）シュイーン !wait15 !se（Action）シュイーン !wait15 !se（Action）シュイーン !wait15 @130 ……っ！ !wait10 @133 くっ……そうはいくかっ！！ !se（Action）跳ね !se（Shooting）撃破A @1 まだ距離は十分……間合いさえ離せば、 魔法だって簡単には当たらない……。 とにかく、ここはリセットから離れて……。 !wait60 !bgm @0 !mv !se（Action）雷光 !wait4 !se !se（Action）雷光 !wait4 !se !wait8 !se（Action）雷光 !wait4 !se !wait12 @131 ……えっ？ !wait20 !se（Action）跳ね @409 \f[28]\c[4]『雷光』ッ！！ !se（Action）シュビー !wait12 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait7 !se（Action）雷光 !wait7 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !se（Action）ジュゴー !se（Shooting）撃破B @132 なっ……！？ @1 無数の雷が……暗闇の世界を光に染めた。 @132 \f[32]う、うわあああぁぁぁーっ！！ !se（Action）ミス !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B !wait8 !se（Action）ミス !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B !wait8 !se（Action）ミス !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B !wait8 !se（Action）ミス !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B !wait8 !se（Action）ミス !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B !wait8 !se（Action）ミス !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B !wait8 !se（Action）ミス !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B @1 十分にあった距離が一瞬でゼロになって、 慌てふためきながら必死で回避……。 でも、雷相手じゃ逃げられるはずもない…… \sそんな体力、もう残ってなかった……。 !wait30 !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破C !se（Shooting）撃破B @0 !mv @132 \f[36]ぎゃああぁぁぁぁーっ！！ !se（Action）ドゴン @0 !mv !wait80 !bgmサスペンス !wait40 !se（Action）雷光 !wait3 !se !wait25 !se（Action）雷光 !wait3 !se !se（Action）雷光 !wait3 !se !wait15 !se（Action）雷光 !wait3 !se !wait20 @132 うっ、あ……ぐあっ……。 !wait40 !se（Action）学内歩き !wait40 !se（Action）学内歩き !wait60 @408 \c[4]……\s甘かったね。 \c[4]遠くにいれば、魔法なんて いつでも避けられると思ってた？ @132 わ……忘れ、てた……。 こんなの……\sあった、んだ……。 @408 \c[4]……でも、人のこと言えないか。 \c[4]私が最初から『雷光』を使ってれば、 こんなに時間かからなかったんだもんね。 \c[4]ホントは使いたくなかったけど、 あなたがしつこいから……。 @131 くっ……。 で、でも……これくらいなら、まだ……。 !wait20 !se（Action）ビシッ !se（Action）殴打 @132 ぐあっ！？ !se（Action）ドゴン @0 @132 うっ、うっあ……。 か、から……だが……。 @408 \c[4]……やめなよ。 \c[4]ちょっぴり加減して撃ったけど、 もう、動ける状態じゃないはずだよ。 \c[4]無理しても苦しいだけだよ…… \sあなたも、これで分かったでしょ？ !wait30 !se（Action）跳ね @0 @408 \c[4]……っ！ !wait20 @133 はあっ……\sはあっ……\sはあっ……！ @408 \c[4]……\sなんで分からないの？ \c[4]立ってるだけで精一杯でしょ？ \sそれで助けられるワケないじゃない。 \c[4]無駄なんだよ、全部……。 @133 ま、まだ……分からないだろ……。 体が動く限り可能性は残ってる…… \s助ける方法も、きっとある……。 だから……僕は……。 @409 \f[32]\c[4]『雷光』ッ！！ !se（Action）シュビー !wait12 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !wait3 !se（Action）雷光 !se（Shooting）撃破B !se（Shooting）撃破C @1 \f[36]「うわあああぁぁぁーっ！！」 !se（Action）ドゴン @0 !mv !wait60 @408 \c[4]……\sだから、じゃないよ。 \c[4]体を動かせても、何か方法があっても、 可能性は最初からゼロのまま……。 \c[4]あなたには、力が無いんだって……。 @1 「……」 @408 \c[4]……。 !wait40 \c[4]素直に認めちゃえばよかったんだよ…… \sつまらない意地張らないでさ……。 \c[4]そうすれば、こんなに痛い思いも しなくて済んだのに……。 @1 途絶えかけた意識の中、頭の芯まで 妙に響く、リセットの話す声……。 反論したくても口が全く動かない…… \sそれどころか、手も足も、体中の全てが 完全に麻痺しちゃってる……。 色んな感覚が抜け落ちてて…… まるで、幽霊にでもなった気分だ……。 ……\sって、それじゃダメだろっ！！ どこでもいいから……早く動けっ！！ このままじゃ終われないんだ……！ \sここで終わったら……また、僕は……！！ !wait60 !bgm !wait20 \c[4]「頑張ったね……」 ……\sえっ？ @408 \c[4]……。 !wait60 \c[4]無理なのは分かってたけどさ……。 \c[4]ちゃんと意識の深層まで来れたし…… 私の攻撃、何度も避けちゃうし……。 \c[4]あなたがここまでできるなんて、 正直、ちょっと驚いた……。 \c[4]できないなりに頑張ったよ…… \sこれだけやれば、もう満足でしょ？ @1 ……なんだよ、それ。 あれだけ散々なこと言っといて…… なんで、今になってそんな事言うのさ？ やめてよ、そういうの…… \s僕、すごくバカみたいじゃん……。 ……。 !wait60 でも……。 確かに……\s頑張った、のかな……？ やれるだけの事は、やったんだから……。 !wait20 @408 \c[4]……\sだからさ。 \c[4]もう、諦めていいんだよ……。 \c[4]あなたは頑張ったんだもん…… \sカッコ悪くないし、誰も怒ったりしない。 \c[4]どんなに頑張ってみたって…… できない事、絶対あるんだから……。 @1 ……そうだよね。 サエちゃんは助けられなかった…… \sジェイクさんも消えちゃった……。 どんなに助けようって思っても…… \s助けられない人が……\sいつも、いて……。 全部……\s僕が、無力だったから……。 @408 \c[4]……。 !wait60 !se（Action）シュイーン !wait20 !se（Action）シュイーン !wait20 !se（Action）シュイーン !wait20 \c[4]あなたには……これが限界……。 \c[4]無駄なこと繰り返してばっかで、 すごく苦しかったよね……。 !wait60 @0 \c[4]「今……終わりにしてあげるから……」 !wait100 誰も助けられない……無意味な人生……。 \m[50]\f[21]力も無いのに……助けようと必死だった……\m[28] \s\f[18]やるだけ……無駄だったんだ…よね……。 \m[90]\f[15]そんな人生……生き続ける理由なんて…ない……\m[40] \s\f[12]いっそ……このまま消えてしまえ…ば……。 !wait60 !se../bgs/（環境）心拍 !mv薙島高校 !wait20 !mvnil \f[18]……チガウダロ？ !wait40 !se（Action）跳ね !se（Shooting）撃破A !se（Shooting）撃破C @133 \f[30]勝手に決め付けるなぁぁーっ！！ @408 \c[4]……っ！？ @132 うっ……！ !se（Action）ドゴン @0 @132 げ、げほっ……ごほっ……！！ がっ……\sはあっ……\sはあっ……！ @408 \c[4]……。 !wait30 \c[4]なんで……。 !wait40 !se（Action）跳ね @409 \c[4]なんで起き上がろうとするの！？ \sなんでまだ諦めないのよ！？ \c[4]もういいじゃん！！ やめなよっ！！ \s自分が苦しい思いするだけじゃない！！ @131 き……決まってる、じゃん……。 早く……セト、助けなきゃ……。 苦しいとか……言ってらんない、よ……。 @409 \c[4]こっ、この……。 !wait30 !se（Action）ミス @0 !se（Action）ビシッ @409 \c[4]この分からず屋ッ！！ 何度も言ってるでしょ！？ \c[4]あなたじゃ無理なのっ！！ \s助けられる力なんてないのっ！！ \c[4]いくら口で助けたいって言っても、 そんな事、絶対できな……！ !wait10 !se（Shooting）ショット !wait10 !se（Shooting）ショット !wait10 !se（Shooting）ショット !wait10 @408 \c[4]……えっ？ !wait40 @1 「……確かに、君の言う通りだ」 「僕の力なんて、ホントにちっぽけで…… 　実際、無力なのかもしれない……」 「だから……いつも助けられなくて、 　そんな自分がイヤで、助ける真似事を 　ずっと繰り返してきたんだ……」 「空しいし、苦しいし、怖かったよ…… 　\s助ける理由も、自分が生きてる理由も 　分からなくなりそうでさ……」 !wait40 !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット 「でもね……少し違ったんだ……」 「たとえ、どんなに無力だったとしても…… 　助けられないって諦めかけても……」 「決して無理なんかじゃない…… 　\sその人の助けを必要としてる人が、 　必ず、どっかにいる……」 「セトが……そう教えてくれたから……」 @408 \c[4]な、なんなの……。 \c[4]急に……魔力が集まって……。 !wait30 !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット @1 「だけど……こんなの、ひどすぎるよ……」 「君も、女神様も、北条も…… 　\s昔のクラスメイトや先生さえも……」 「みんな、セトの気持ち少しも考えずに 　自分の都合だけ押し付けて……」 「どれだけ苦しんでたかも知らないで…… 　いっぱい、いっぱい背負わせて……」 「誰かが助けてあげなきゃいけないんだ…… 　\sだから……僕がやるって決めた……」 「もう、セトに辛い思いなんてさせない…… 　\sこれは……僕からの恩返しだ……」 @409 \c[4]そ、そんなの……あなたが自分で 勝手に決めたんじゃない！！ \c[4]いくら助ける理由があったって…… できない事は絶対できないんだよっ！！ !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット @1 「そう……僕が勝手に決めた……」 !se（Action）学内歩き !wait5 !se 「だから、君に何言われたってやめない…… 　\s限界があるなら、それも超える……」 !se（Action）学内歩き !wait5 !se 「探してた理由は見つかったから、 　あとは、前に進むだけ……」 !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット 「たとえ、この身がどうなったって…… 　\sそれでも……\sそれでも、僕はっ……！！」 !wait20 !se（Shooting）ショット !wait10 !se（Shooting）ショット !wait10 !se（Shooting）ショット !wait10 !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット !wait8 !se（Shooting）ショット !wait6 !se（Shooting）ショット !wait6 !se（Shooting）ショット !wait6 !se（Shooting）ショット !wait6 !se（Shooting）ショット !wait4 !se（Shooting）ショット !wait4 !se（Shooting）ショット !wait4 !se（Shooting）ショット !wait4 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Shooting）ショット !wait2 !se（Action）シュビー !wait3 !se（Action）シュビー !wait3 !se（Action）シュビー @133 \f[40]僕は……\s絶対にセトを 助けるんだぁぁぁっ！！！ !se（Action）バリア音 @0 !mv !wait8 !se（Action）ジュゴー !se（Shooting）撃破B !wait15 !bgm（タクミ）ボス戦 !wait10 @408 \c[4]なっ……！？ @1 ……不思議な感覚だった。 疲れも痛みも全部吹き飛んで…… 体の中から、どんどん力が沸いてくる……。 なんて言うか……全てが熱かった……。 @408 \c[4]ま、魔力が……。 \c[4]魔力が……全身から\r[溢,あふ]れてる……？ \c[4]……。 @409 \c[4]なっ……なんでなの！？ \c[4]なんにもできないあなたが…… なんで、そんな事できちゃうのよ！？ !se（Action）跳ね @0 @409 \c[4]もうっ！ さっさと消えちゃえっ！！ \s\f[36]『火炎』ッ！！ !se（Action）シュビー !wait12 !se（Action）爆発音 !wait2 !se（Action）爆発音 !wait3 !se（Action）爆発音 !wait4 !se（Action）爆発音 @130 ……っ！ @133 \f[36]当たるかぁぁぁーっ！！ !se !se（Action）跳ね !se（Shooting）撃破A @0 !mv !wait5 !se（Action）爆発音 !wait2 !se（Action）爆発音 !wait3 !se（Action）爆発音 !wait4 !se（Action）爆発音 !wait5 !se（Action）爆発音 !wait6 !se（Action）爆発音 !se（Shooting）撃破B !wait7 !se（Action）爆発音 !se（Shooting）撃破B !wait8 !se（Action）爆発音 !se（Shooting）撃破B @408 \c[4]……っ！？ @1 しゃがみ込んだ状態からバック宙……。 炎は……何もない地面を燃やして消えた。 @409 \c[4]そ、そんな……ウソでしょ！？ \c[4]こんな近くで『火炎』撃ったのに、 なんで、そんな……！ !wait10 !se（Action）跳ね @133 \f[36]うおおおおおーっ！！ @408 \c[4]……っ！ @1 着地と同時に前方へと猛ダッシュ……。 リセットが気付いた時には…… \sもう、僕は彼女のすぐ目の前に……。 @409 \c[4]し、しまった……！ !wait20 !se（Action）ミス @0 @408 \c[4]……えっ？ @1 \f[20]「うおおおおおーっ！！」 @409 \c[4]あっ……！！ @1 背後からリセットの驚く声が聞こえる……。 けど、振り返ってる余裕は無い…… \s目指すのは……あの真っ黒な球体だっ！ !wait20 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー @0 !mv !wait5 @130 ……っ！ @1 不意に、今までと違った感覚が 右手を包み込んでいく……。 見ると……手の周りが少し光ってた。 @130 こ、これは……。 ……。 @133 ……っ！ !se（Action）跳ね @1 いや、理屈なんていらない……。 今、僕が考えなくちゃいけないのは、 たった一つの大切なこと……。 セトを助ける……ただ、それだけだ。 体の変化も、右手の光も…… きっと、全てはそのためにある……。 あんな壁一枚に……\s阻まれてたまるかっ！！ @133 もっとだ！！ もっと集まれーっ！！ !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait8 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait8 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー @1 走りながら右手に意識を集中させる……。 それに応じて、どんどん輝きを増す光…… \s焼けるように熱くて、けど力強い……。 まるで火の玉でも持ってるみたいだ……。 ……\sでも。 !wait10 !se（Action）跳ね @133 まだだ！！ まだ足りないっ！！ 今まで誰も助けられなかったんだ！！ \s全力出さなきゃダメなんだっ！！ 全部、全部しぼり出せーっ！！ !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait5 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait5 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait5 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー @1 魔力でも気持ちでも、なんでもいい…… \s腕が壊れても、燃え尽きても構わないっ！！ 持ってる力……\s全部、ここに集まれっ！！ \f[40]\wx\f[24]もっと！！ \s\f[32]もっと！！ \s\f[40]もっとッ！！ !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait3 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait3 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait3 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait5 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait3 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait3 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait3 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait2 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait10 !se（Action）ジュゴー !wait3 !se（Action）ジュゴー !wait3 !se（Action）ジュゴー !se（Shooting）撃破B @0 !mv @408 \c[4]……っ！？ @1 右手の光が……さらに大きく、強くなる。 抑えきれないほどのすごい力…… \sバチバチと音を立てて、花火のように 光と熱が飛び散り始める……。 原理や理由なんて分からない…… \sでも、これは間違いなく僕の力なんだ。 !se（Action）跳ね @409 \c[4]や……やらせるもんかっ！！ \s『波動』ッ！ \s『波動』ッ！ \s『波動』ーッ！！ !se（Action）シュビー !wait12 !se（Action）シュイーン !se（Shooting）レーザー !wait5 !se（Action）シュイーン !se（Shooting）レーザー !wait12 !se（Action）シュイーン !se（Shooting）レーザー !wait5 !se（Action）シュイーン !se（Shooting）レーザー !wait5 !se（Action）シュイーン !se（Shooting）レーザー !wait5 @130 ……っ！ !wait15 !se（Shooting）撃破C @0 !mv @132 \f[32]ぶげひゃあっ！？ @1 僕の背後を襲った、強烈な一撃……。 『波動』の一つがモロに命中して…… 今まで以上の激痛が全身を駆け抜ける。 ……\sでもっ！ @132 うっ……うおおおおおーっ！！ @408 \c[4]……っ！？ @1 吹き飛ばされ宙を舞う僕の体…… だけど、体勢だけは決して崩さない……。 十分な勢いを保ったまま…… \s視線の先に、黒い球体を捉える……！ @409 \c[4]ま、まさか……あなた、ワザと！？ !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait8 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait8 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー @1 絶対に貫くんだ……この壁を……。 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー 貫いてやるんだ……\sこの気持ちを……！ !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait6 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー 持っている力の全て…… \s今まで培ってきたもの全て…… \s利用できるもの、片っ端から全て……。 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait4 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー !wait4 !se（Shooting）ショット !se（Action）シュビー ありったけの力を右手に込めて…… \sたった一つの、想いを叶えるために……！！ !wait80 !se（Action）跳ね !bgm @0 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @133 \f[40]セ\n[2]\n[2]\n[2]トォオオォォォーッ！！ !se（Action）ミス !wait12 !se（Action）バリア音 !se（Shooting）撃破A !se（Shooting）撃破B !se（Shooting）撃破C !se（Action）爆発音 !se（Action）雷光 !wait1 !se（Shooting）撃破A !se（Shooting）撃破B !se（Shooting）撃破C !se（Action）爆発音 !wait1 !se（Shooting）撃破A !se（Shooting）撃破B !se（Shooting）撃破C !se（Action）爆発音 !wait1 !se（Shooting）撃破A !se（Shooting）撃破B !se（Shooting）撃破C !se（Action）爆発音 @1 僕は……それを球体に叩きつけた……。 !wait100 @0 !mv \> \ \ \