#Silhouette Extra Tale 改訂版 裏終章「夢見る少女」後編 !v5=0 !v27=1 !v28=1 !v29=3 !v35=1 !v36=1 !v38=1 !wait80 !bgs(環境)鳥の鳴き声 !wait120 !mvシシトの部屋 !wait40 @410 ……。 @830 ……。 @730 ……。 @100 ……\sもう、朝か。 @410 犬山さん、ずっと眠ったままだね……。 @830 ……そうだな。 @100 女神様……どう思いますか? @730 ……なんとも言えませんね。 しかし、魔力の暴走は止まりましたから、 最悪の事態は回避できたはずです。 @100 今は待つしかない、か……。 @830 うむ……。 !wait20 @833 というか、もう魔力が残ってないから それしかできないんだが……。 @102 ごもっともです。 @410 (シシト君、いつの間に着替えたんだろ) @102 (そこは突っ込んじゃいけません) @411 (なんか答えが返ってきた!?) @833 ……? @410 あっ……ところで、シシト君。 @102 んっ、何? @412 確か、女神様に話があるんじゃ……。 @100 ああ、そうだった……。 女神様……約束通り 僕の話を聞いてくれますか? @730 ええ、もちろんです。 変身のご感想……でしたっけ? @102 ええ、まあ……。 @730 分かりました。 この場でよろしければ…… どうぞ、遠慮なくお聞かせください。 @100 じゃあ、さっそく……。 !wait40 @102 ……\sうーん。 でも、何から話せばいいのやら……。 @737 まあ……良い点が多すぎて 感想を言うのも一苦労なんですか。 @102 えっ、いや、まあ……。 @412 シシト君、似合ってたもんね。 @102 ……。 !wait80 !bgs @1 \f[16]「……んっ」 @100 ……っ! @410 ……っ! @833 ……っ! @730 ……っ! !wait20 @1 「う、う〜ん……」 「……」 !wait80 @400 ……。 !wait40 ここは……。 @100 ……\s僕の部屋だよ。 @400 えっ……? @100 ……っ! @400 ……。 !wait40 @1 セトは……何もしゃべらない……。 僕の声に反応してこっちを向いたまま…… じっと、僕の顔を\r[覗,のぞ]き込んでいた……。 @102 ……。 あ、あの……。 @400 ……。 !wait80 @402 ……。 @100 ……えっ? !wait20 !mvnil @1 あれっ……なんだろ? こんな光景……前にも、どっかで……。 !wait60 @0 !mv !bgm../bgs/(環境)心拍 !mv保健室 !wait20 !mvnil @103 ……っ!? @1 そ……そうだ……。 セト……あの時も、こんな感じで 急に目を覚ましたんだ……。 しかも……\s起きたら、記憶が全部……。 @103 (ウ……ウソだろ!?) (魔力の暴走だって止まったのに、  なんで、こんな……!) @1 ……またなの? また、僕だけ助かっちゃったの…… \s誰も助けられないままに……。 ……\s冗談じゃないよっ!! セト、ちゃんと約束したんだよ!? 必ず帰ってくるって……!! なんでセトばっかりそんな目に遭うんだよ!? \sなんで僕ばっかり助かっちゃうんだよ!? 必ず助けてあげるんだって…… \sもう辛い目なんかに遭わせないって、 そう、決めたのに……。 なんで……\sなんで、僕は……!! !wait80 !bgm @0 \f[16]「……ぱい?」 @100 ……えっ? @0 !mv !wait10 !mvシシトの部屋 !wait40 @402 ……。 @100 セ、セト……? @402 ……。 !wait60 シ……。 シシト……\sせん…\sぱい……。 @100 ……あっ。 !wait60 !bgmエンディング1 !se(Action)跳ね @1 \f[40]「せんぱぁぁぁいっ!!」 @104 おわあっ!? @411 ……っ!? @831 なっ……!? @1 「先輩……シシト先輩……!」 「私……\sわたしっ……!!」 @101 ち、ちょっと……セトッ!? 落ち着いて! 落ち着いてっ!! !wait40 @1 「ごめんなさい……」 @102 えっ……? @1 「私、一人でも大丈夫って言ったのに……」 「先輩が助けてくれなかったら、今頃……」 !wait40 「うっ……」 「ぐすっ……ひっく……」 「ホ…ホントに……ぐすっ……  \sホントに…ありがとうございます……!」 @100 セト……。 !wait60 @102 ……\sははっ。 別に、そんな謝らなくていいって……。 一人でやるんじゃないからって、 セトも言ってたじゃん……。 @1 \f[20]「ひっく……ひっく……」 @100 ……頑張ったね。 おかえり……セト……。 @1 「は…はい……ぐすっ……」 「ただいま…です……ひっく……」 @100 ……。 !wait40 よかった……。 無事に帰ってきてくれて、ホントに……。 @830 シシト……。 @412 ……。 @730 ……。 !wait60 @737 ……\sこほん。 えー、お取り込み中のところ大変 申し訳ないのですが……。 @102 ……あっ。 @402 ……へっ? !wait40 !se(Action)跳ね @401 \f[32]き……きゃああぁぁぁーっ!? @104 ビクッ!! @401 (はわわわわ……!) (み、みんなが見てたのに……  \s私ったら、なんて事をぉぉぉぉっ!!) @412 い……犬山さん? @401 ごめんなさい、ごめんなさい……。 (ガクガク) @830 ……ふっ。 どうやら、記憶が戻っても性格は 相変わらずみたいだな……。 @102 そうだね……。 @731 ……えーと。 @100 まあ、とりあえず……。 @102 おーい、セトー。 @401 は、はいっ!? @102 ……。 こちら……マジカルパレスの女神様。 @402 め……めがみさま? @730 はじめまして、セトさん。 リセットが大変お世話になりました。 @400 ……っ! あ、あなたは……。 @730 ……はい。 あの子の……リセットの姉です。 @400 リセットさんの……お姉さん……。 @730 ……単刀直入で失礼します。 リセットは……どうなったのですか? @400 ……。 !wait40 リセットさんは…… 泣き疲れて眠っちゃいました。 もう、独りぼっちじゃないって…… ようやく、安心できたみたいです……。 今は、そっとしておいてあげてください……。 @731 ……。 そうですか……。 !wait60 !se(Action)跳ね @0 @400 ……っ! @833 めっ、女神様!? @737 ……ありがとうございます、セトさん。 そして……ホントに、ごめんなさい……。 @402 えっ……? @731 あなたがいてくれたからこそ、 こうしてリセットを助けてあげることが できたというのに……。 私、あなたのことなど考えもせず…… 自分勝手に物事を進めようとしたんです。 頭を下げるより他ありません…… \sホントに、申し訳ありませんでした……。 @402 い……いいんですよ、そんな。 謝るんなら……私じゃなくて、 リセットさんに謝ってあげてください。 @730 リ、リセットに……? @400 ……はい。 あの子は、ただ、あなたに 謝って欲しかった……。 『ごめんね』って……たった一言を 聞きたかっただけなんですよ。 あの子の記憶の中にいるお姉さんは、 そういう人だったんですから……。 @731 ……。 !wait60 @737 ……\sなるほど。 あの子の言ってた通り…… 私、だいぶ変わってしまったようですね。 @100 女神様……。 @731 昔なら、悪いと思ったことは 真っ先に謝ってたはずなのに……。 神としての立場にこだわり、それを 守ることばかり考えていました。 リセットを失った私にとって…… 父との約束は、自分を保つための 唯一の支えでしたから……。 @100 ……。 @412 ……。 @737 ……そんなの言い訳ですよね。 一人の神としてある前に…… 一人の姉としてあるべきだった……。 それができなくて、あの子には辛い 思いをさせてしまいました……。 !wait60 @731 ……。 私……姉として失格です。 もう、あの子に合わせる顔なんて……。 @412 そ、そんな……。 !wait10 !se(Action)跳ね @404 \f[28]そんな事、言わないでくださいっ!! あなたがどう思ってたって…… \sあの子のお姉さんは、この世界に あなただけなんですよっ!? @730 ……っ!? @410 あっ……。 @100 セト……。 @400 ……。 !wait30 神様としてもそうでしょうけど……。 それ以上に、あの子が憧れ続けた、 ステキなお姉さんでいてあげてください。 あの子は今もここにいて、昔のように あなたを見てるんですから……。 @730 セトさん……。 !wait80 @734 ……\sふふっ。 なんだか懐かしい気分です…… \sまるで、あの子に怒られてるみたい。 @400 えっ……? !wait20 @730 ……\sそうでしたね。 私……今まで、あの子のために 何もしてあげられなかったんですから。 今度は、私があの子のために 頑張らないといけません。 !wait60 @734 セトさん……ありがとうございます。 \r[妹,・]\r[た,・]\r[ち,・]に誇れる姉であるよう…… \sこれから、しっかりやっていきますね。 @403 あっ……。 @100 女神様……。 !wait20 @730 ……ですが、これで全ての問題が 解決したワケではありません。 セトさんの中には……リセットと、 彼女の持つ魔力が今も存在している。 それが危険であることは…… 未だに変わらない事実なのです。 @100 ……っ! @402 あっ……。 @737 申し訳ありませんが……。 セトさんには……今後、 マジカルパレスの監視の下で 生活してもらいます。 それから……。 !se(Action)跳ね @103 ま……待ってください、女神様っ!! それじゃ、セトが……! @730 監視役は、シシトさんにお願いします。 @400 ……っ! @102 ……へっ? @730 シシトさんだって、今は立派な マジカルパレスの一員ですからね。 今後は、なるべく一緒に行動して、 セトさんの魔力に異常がないかどうか 常にチェックしてください。 分かりましたか、二人とも? @402 えっ……。 @102 えっ……。 !wait40 @1 \f[40]「「えええええーっ!?」」 !se(Action)跳ね @101 ち、ちょっと……女神様っ!! いくらなんでも突然すぎませんかっ!? !se(Action)跳ね @401 そ……そうですよっ!! 一緒にって……もっと、こう、色んな 手順を踏んでからじゃないと……! @102 いや……それ、意味おかしくない? !se(Action)ビシッ @401 えっ、あ、いや……! その……あの……えっと……。 @102 (……セト、こんなんだったっけ?) @833 (シシトは全く変わっとらんな……) @730 まあ、実際にはそれほど 心配しなくても大丈夫でしょう。 二人とも忙しいと思いますし…… 1日に一回会うくらいで構いません。 @102 というか、なんで僕なんですか? 魔法だって全然使えないし、 クロウとかの方が適任なんじゃ……。 @730 そんな事ありませんよ。 シシトさんなら魔力のシンクロも 発生しますし……より安全なんです。 @102 ああ、なるほど……。 @402 で、でも……マズいですよ。 シシト先輩だって、他にもやる事が いっぱいあると思いますし……。 @730 あら……彼だと不満ですか? !se(Action)跳ね @401 い、いえ、とんでもございませんっ!! \r[謹,つつし]んでお受けいたしますっ!! @412 (……相撲取り?) @730 ……と、言うことです。 シシトさん……よろしいですね? @100 ……。 !wait40 @102 ……\sは〜い。 とりあえず、頑張りま〜す。 @732 ありがとうございます…… そう言ってくれると信じてました。 @102 ははっ……。 !wait40 @730 さて……では、これで失礼しますね。 いつまでもマジカルパレスの方を 留守にはできませんので……。 @400 あっ、はい……。 @102 おつかれさまでした。 @830 女神様、どうか十分に休んでください。 @737 クロウ、あなたは私と一緒ですよ。 @833 むっ……我もですか? @730 現場に居合わせた者として、 今回の事態について詳しいことを 説明してもらいます。 まあ、理由は他にもありますが……。 @100 ……? @830 ……。 !wait40 分かりました……。 シシト、魔物が出た時は よろしく頼むぞ。 @100 うん、分かった。 @730 それでは……これで、お別れです。 また、いつか会いましょう……。 @102 あっ、そうだ……。 女神様、その前にステッキを……。 @736 『転移』ッ! !se(Action)シュイーン @260 @101 ちょ……女神様っ!? @400 行っちゃいましたね……。 @102 とほほ……。 !wait20 @410 ……。 !wait40 あの……犬山さん? @400 ……っ! @402 あっ、冬村さん……。 ごめんなさい、なんか 無視しちゃってたみたいで……。 @412 ううん、いいのいいの。 犬山さん、無事だったんだもん…… そんな細かいことなんて気にしないよ。 それよりも……。 @400 ……? !wait20 @410 ……\sおかえりなさい。 待ってたよ、犬山さん……。 @400 あっ……。 !wait40 @404 ……\sはいっ! 冬村さん、ただいまですっ!! !se(Action)ビシッ \>冬村さん、ただいまですっ!!\< (ピシッ) @412 ……よかった。 これで……また、元通りだね。 @100 ……うん。 記憶も戻ったことだし…… もう、なんでもできると思うよ。 @400 あっ、そうだ……。 @410 ……? @402 冬村さん……。 後で……私が休んでた間の 授業のノート見せてくれませんか? @412 へっ……? @102 さすがセト……記憶が戻って 最初に授業の心配か……。 @412 あはは……もちろんだよ。 私のノートなんかでよければ、 いくらでも見せてあげる。 @404 ありがとうございますっ!! @410 ああ、ついでに宿題の答えとか 書いちゃっていいからね。 @402 いや、そこは自分でやりましょうよ……。 @412 冗談だよ、冗談♪ @102 (目が本気に見えたんですけど……) !wait20 @410 ……さて、と。 じゃあ……私も、そろそろ帰ろっかな。 @100 えっ……冬村さんも帰っちゃうの? @412 だって、今日は月曜日だよ? 帰って学校行く準備しないとね、 お風呂も入りたいし……。 @102 ああ、そっか……。 冬村さん、昨日からずっと ウチに帰ってないんだもんね。 @410 当然だよ、友達の一大事だったんだもん。 二人がいなくなっちゃったら、 私、どうなってたか……。 @100 あっ……。 @402 冬村さん……。 @412 あ、ごめん、変なこと言っちゃって……。 でも、ホントに嬉しかったんだよ…… \s二人とも無事だったんだから……。 !wait30 @410 ……っ! @100 んっ……? @400 ……冬村さん? !wait20 !se(Action)跳ね @413 そうだっ! お祝いしようよっ! 犬山さんの復活記念パーティー!! @102 ……はい? @412 だって、せっかく犬山さんが 元に戻ったんだもん。 今日、学校に行ったら…… みんなに相談して準備しとくね。 @401 あっ、いや……別にいいですよ!? そんな大げさにしなくても……! @410 じゃあ……カラアゲパーティーは? !se(Action)ビシッ @404 是非、お願いしますっ!! @101 早っ!? @412 オッケー、それで準備しとくね。 @404 分かりました! 楽しみにしてますっ!! @410 っと……つい話し込んじゃったね。 私も早く行かないと……。 @102 いや……まだ、早朝だよ。 風呂入って、朝飯食べても、 時間的には余裕あるんじゃない? @412 女の子は何かと時間がかかるんだよ。 @102 (そんなもんかなー?) @410 じゃあ……二人とも、おつかれさま。 すごく疲れただろうから…… 今日くらいは、ゆっくり休んでね。 @404 はいっ! おつかれさまですっ! @100 うん、おつかれさま。 !wait20 !se(Action)学内歩き !wait50 !se(Action)ドア開け !wait20 !se(Action)ドア閉め @0 @100 ……。 @400 ……行っちゃいましたね。 @100 ……そうだね。 !wait60 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @102 ……んっ? @400 あっ……。 !wait20 @410 ……。 !wait40 犬山さん……今日は特別だからね。 私、諦めたワケじゃないから……。 @402 えっ……? @412 ふふっ……それじゃ、またね。 学校終わったら、ノート持ってくるよ。 @400 あっ、はい……。 @102 またねー。 !wait20 !se(Action)ドア閉め @0 !mvシシトの部屋 !wait20 !se(Action)学内歩き !wait40 !se(Action)学内歩き !wait70 @400 ……。 @102 ……なんだったんだろ、今の。 @400 とりあえず、今日は学校を 休んでも大丈夫なんでしょうか? @100 まあ……いいんじゃないの? @102 あの様子なら……冬村さんが 上手く言っといてくれるよ。 @400 はあ……。 @102 (……やれやれ) (セトが助かったと思ったら、急に  みんないなくなるなんて……) (一体、どうしちゃったんだ?  \sもっと、ゆっくりしてけばいいのに……) @402 ……。 あの〜、シシト先輩? @100 んっ、何? @400 ……。 !wait40 私、また、こうして戻ってこれました…… 全部、シシト先輩のおかげです……。 改めて……お礼、言わせてください。 ホントに、ありがとうございました……。 @100 えっ……。 !wait20 @102 あ、いや……そんなのいいよ。 だって、セトが助かったのは 僕の力じゃないし……。 @402 えっ……? @100 ……\s僕、何もできなかった。 セトを助けるつもりで行ったのに…… 途中で力尽きて、逆に助けられてさ……。 女神様にクロウ、冬村さん…… それに、セトの力があったからこそ、 こうして助かったんだ……。 僕なんて、これっぽっちも 活躍してないよ……。 @402 そ、そんな事は……。 @102 大体……僕、リセットのこととか 何も考えてなかったからさ。 セトを助けることばっかに必死で、 逆に怒らせちゃった……。 なんか、余計なことしちゃったよね…… \s力も無いのに、無理を承知で 助けようとするから……。 @402 せ、先輩……。 !wait20 @100 ……\sだからさ。 僕のおかげで助かったとか…… \sあんまり言わないでもらえないかな? 僕、何もやれてないから…… 感謝されると逆に申し訳なくて……。 こんな、無力な人間だし……。 !se(Shooting)撃破A @404 \f[40]ストップッ!! @104 うわあっ!? !se(Action)跳ね @404 何を言ってるんですか、先輩っ!! 自分一人の力じゃないからって…… \s\f[28]そんな風に言わないでくださいっ!! @100 セ、セト……。 @404 誰だって一人じゃ弱くて当然ですっ!! だから協力しながら頑張るんですよ!? \s誰が欠けてもダメなんですっ!! シシト先輩がいなかったら、私だって 助かってなかったのに……!! @102 あっ、その、ごめん……。 とにかく……まず、落ち着いて……。 !wait20 @1 「無力なんかじゃないですよ……」 @100 えっ……? !wait40 @402 ……\s覚えてませんか? 中学校で、私たちが初めて 会った時のこと……。 いじめられてた私を、たった一人で 助けてくれた、初めての人……。 それが……シシト先輩だったんです。 @100 ……あっ。 @402 ……。 !wait60 だから……そんな事、言わないで。 先輩は無力なんかじゃない…… \s先輩の力がなかったら、今の私は どこにもいなかった……。 もっと自信持っていいんですよ…… \s私、ずっと信じてますから……。 @100 セト……。 !wait60 @1 ああ……また、忘れるとこだったね……。 なんで、ふてくされてるんだよ…… \s僕、何もできないワケじゃないんだ……。 今度こそ、助けることできたんだから……。 !wait60 いや……\sちょっと、違うか……。 助けられたのは……むしろ、僕だよね……。 @100 (……そうだよ) (もし、セトじゃなかったら……  たぶん、僕、助けられなかった……) (あの時だって、魔力のシンクロが  あったから普段以上の力を  出せたんだし……) @1 全ては偶然の積み重ね……。 だから、もし、セトに会えてなかったら…… 今の僕だって存在しなかったかもしれない……。 助けられなかった過去を引きずって…… 暗い生活を送ってたかもしれないんだ……。 !wait60 そう……。 セトだったから……助けられた……。 セトのおかげで……僕も助けられた……。 色んなことがあったけど…… \s僕たち、ようやく救われたんだ……。 !wait80 「ホント……なんて言うかさ……」 @400 えっ……? !wait40 !se(Action)跳ね @0 !mv !wait5 !se(Action)ビシッ @401 ひゃあっ!? !wait20 @1 「……ありがとう、セト」 「上手く表現できないんだけど……  \s君がいてくれて、ホントよかった……」 「だから……ありがとう……」 @402 あっ、えっと、その……。 ……。 !wait60 @403 ……。 ど、どういたしまして……です。 @1 「……」 @403 ……。 !wait40 あの……シシト先輩……。 ちょっと……痛いかも……。 @102 ……へっ? !wait40 !se(Action)跳ね @105 \f[36]おわあああぁぁぁーっ!? !se(Action)ビシッ @401 ビクッ!! @104 はあっ……はあっ……はあっ……! @402 ……。 @102 あっ……その……。 ごめん……なんか、勝手に 体が動いちゃって……。 @402 い、いえ……。 その……気にしないでください……。 @102 (……\sうっわあ) (なんて事しちゃったんだ……  いきなりセトに抱きつくなんて……) (僕のバカ……) @402 (……\sはぁ) (余計なこと言っちゃったかな……  ちょっと嬉しかったのに……) (私のバカ……) !wait40 @1 \f[16]キュ〜…… @100 ……んっ? @403 あっ……。 @102 そういえば、昨日の昼から 何も食べてなかったんだっけ。 @403 す、すみません……。 @100 まっ……僕も、そうなんだけどね。 昨日から、ずっと大変だったし……。 @400 あっ、そうだ。 @100 ……? !se(Action)跳ね @404 先輩、カラアゲはどうなりましたか!? ちゃんと準備してあるんですよね!? @100 えっ……。 !wait10 @102 あ、ごめん……すっかり忘れてた。 @401 ええーっ!? @102 いや、まさかホントに必要だなんて 思ってなかったから……。 @402 \f[20]しょぼーん……。 !se(Action)ビシッ @101 ちょ、落ち込みすぎだからっ!! @402 \f[20]カラアゲ食べたかったのに……。 (ブツブツ) @102 じ、じゃあ……また、コンビニでも行く? お金なら、まだあるし……。 @400 ……っ! @402 あっ、その……すみません。 私、大丈夫ですから……。 @100 遠慮しなくていいよ、僕だって 何か食べたかったし……。 @402 ち……違うんです。 私、もう記憶も戻りましたし…… いつまでも先輩のウチでお世話に なっちゃ悪い気がして……。 @102 でも、いきなり帰ったりしたら 母さんたちもビックリすると思うよ? せめて、\r[挨拶,あいさつ]くらいしてったら? \sそれでなくても、今日一日くらいなら ゆっくりしてっていいし……。 @402 で、でも……。 @100 まあ、僕としては残っててくれると 嬉しかったんだけどさ……。 @403 えっ……? @102 セトがいれば、母さんもちゃんと ご飯を作ってくれるし……。 !se(Action)ビシッ @401 やっぱりそういう事ですか!? @102 いや、はっはっは……。 @402 先輩……。 @102 まあ、聞き流していいよ…… ホントにセトの自由でいいから。 @402 ……う〜ん。 !wait60 @400 ……\sそうですね。 ちゃんとお礼も言っておきたいし…… \s晩ご飯までご一緒しても大丈夫ですか? !se(Action)爆発音 @103 \f[40]おっしゃぁぁー!! @401 いや、喜びすぎですからっ!! @102 おっと、ついつい……。 @402 なんて言うか、シシト先輩って 相変わらずですね……。 @102 セトからそういう言葉が返ってくると、 もうすっかり日常に戻った感じがするね。 @400 でも……これからは、少し変わった 日常になるかもしれませんよ? @102 あっ、そっか……1日に一回は セトと会わなくちゃいけないんだった。 @402 ごめんなさい、巻き込んじゃって……。 @100 謝ることないよ、この方が安全だって 女神様も言ってたんだから……。 !wait10 @102 ただ……ちゃんとスケジュールとか 話し合って決めとかないとね。 @402 ……そうですね。 学校とか、塾とかありますし……。 @102 上手い言い訳も考えとかないと、 いらぬ誤解を生みそうだ……。 @403 \f[22]あっ、でも……。 \f[22]前向きな意味で誤解されるなら、 私、別に……。 @100 前向きな意味? !se(Action)跳ね @401 あっ、いや、なんでもないですっ!! @102 ……? @404 そ、その……これが私にとっては 普通の生活ですから……! だから、どんな事が起こったって、 前向きに頑張ろうって意味ですっ!! @100 前向きに頑張る、か……。 そうだね、僕も頑張らないと……。 @400 私なんて、まだまだですよ。 これ、元は先輩が私に 教えてくれた心構えですし……。 @102 ああ、そういう事もあったっけ……。 @404 だから、これからも先輩から いっぱい学ばせてもらいますね! @102 学ぶ対象としては、あんまりいい お手本とも思えないけど……。 @402 そんな事ないですってば。 女神様と知り合いだったとか、 先輩はホントにすごい人だなって 思ってるんですから……。 @102 望んでこうなったワケじゃないけどね。 ありえない偶然が重なった結果だよ。 !wait60 @100 (……\s偶然か) (ムチャクチャな事ばっかりだったけど、  それがあったから、僕たちここに  立ってるんだろうな……) (まるで、何かに導かれたみたい……) @400 ……先輩? @100 \f[12]運命って……こういうのを言うのかな……。 @402 ……。 あの〜、せんぱ〜い? @100 ……っ! !wait10 @102 あ、ごめん……なんでもない。 ちょっと、考え事してた……。 @400 はあ……。 @100 とにかく、ご飯、買いに行こっか、 話し合いはそれからで……。 @400 あっ、はい、そうですね。 @102 で、どこに行く? @400 カラアゲがあるならどこでも……。 @102 どこまでカラアゲ好きなのさ……。 !se(Action)跳ね @404 い、いいじゃないですか、別に……! !wait20 !se(Action)ドゴン @0 !mv !wait10 !se(Action)シュイーン @401 ほわっ!? @104 あっ! 危ないっ!! !wait5 !se(Action)ビシッ @0 @102 っと……大丈夫、セト? @402 ご、ごめんなさい……。 @100 まあ、こっちに倒れてきたから よかったけど、無理しちゃダメだよ。 言ってくれれば、僕がセトの分まで 何か買ってきてもいいし……。 @403 あっ、その……大丈夫です……。 ちょっと、足がもつれただけで……。 @102 ……そう? また顔が赤くなってるけど…… やっぱり熱でもあるんじゃないの? @401 だだっ、大丈夫ですってば!! @102 (ホントかな……) !wait60 !bgm !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @111 ただいま〜♪ @120 朝ご飯買ってき……。 @100 あっ……。 @111 ……。 @120 ……。 @400 ……。 !wait60 !bgm緊急事態 !se(Action)爆発音 @401 \f[40]ほわあああぁぁぁーっ!! @105 ビクッ!! @111 あら、私たちお邪魔だったかしら? @120 うーん、これは予想以上の結果ね。 @121 まさか、たった一日でここまで 関係が進むなんて……。 @101 いや、違うって、誤解だからっ!! @401 そ、そうですよ、単なる事故ですっ!! @111 ほほほ、分かってるわよ〜\wh @120 じゃあ、私たち下に行ってるから、 あとはごゆっくり……。 @105 分かってねぇぇぇー!! @400 ……っ! @404 ま、待ってくださいっ!! @102 んっ……? @404 その手に持ってる袋はカラアゲですか!? @120 あ、そうそう、二人の朝ご飯よ。 !se(Action)ビシッ @101 ニオイで分かるんかい!? @111 あら……でも、もう二人とも ごちそうさまって感じじゃないの? @404 いえ、是非いただきますっ!! @102 セト、その前に否定しようよ……。 @120 セトちゃん、ホントにカラアゲ 好きなのね……。 @404 はい、大好きですっ!! @120 ……\sシシトとどっちが好き? @400 えっ……。 !wait40 !se(Action)爆発音 @401 \f[40]うわあああぁぁぁーん!! @101 うおーい! セト落ち着けぇぇぇー!! @111 セトちゃん面白いわね〜。 @120 ホント、しばらく退屈しそうにないわ。 @102 残念ながら、今日でセトは帰ります。 @110 あら、そうなの? @402 あっ、はい……。 私、記憶が戻りましたので……。 @121 別に記憶のあるなしなんて 関係ないわよ……。 @111 そうそう、ウチにいたいと思えば いつだって歓迎するわ♪ @402 えっ、その……。 @102 (帰るって言ってるのに……) @110 遠慮しなくていいのよ。 @111 セトちゃんだって…… ホントは帰りたくないんでしょ? @120 シシトと離れ離れになったら寂しいもんね。 @102 いや、なんでそうなるんですか……。 !se(Action)跳ね @404 そ、そんな事ないですよっ!! 大体、シシト先輩とはこれから毎日 会うことになりましたし……! !se(Action)ビシッ @105 ……っ!? @120 えっ……? @110 毎日……? !se(Shooting)撃破C @101 \f[32]セトォォォーッ!! その発言は余計だぁぁーっ!! @401 はっ!? @120 ま、毎日ですって……。 シシト、そういう事に関しては 全然だと思ってたのに……。 @111 父さん、やったわっ!! ついにシシトが目覚めたわよっ!! @105 何にだよっ!? @120 勇者の血? @102 マジメに変なこと返さないでください……。 @121 そこは冷静なのね……。 @110 とにかく、毎日会うんなら、尚更 ウチに泊まってた方がいいんじゃない? @120 私もそう思うわ。 @402 い、いや、でも……。 @111 ……いっそのこと、バルトさんも呼んで みんなでウチに住んじゃうとか? @120 あっ、それいいかも……。 !se(Action)ビシッ @401 えええええーっ!? @101 ちょ、なんてこと言い出すのさっ!? @111 ほほほほほ\wh !se(Action)跳ね @401 いいです、もういいですっ!! 私、もう帰りますからっ!! 今までお世話になりましたっ!! @110 あら、それは残念ね……。 @111 セトちゃんがウチにいれば…… いつでもカラアゲ作ってあげるのに♪ @400 えっ……。 @100 ……。 !wait20 !se(Action)跳ね @101 い、いや……ダメ、ダメだからっ!! !se(Action)跳ね @401 そ、そうです……ダメなんですっ!! @120 (一瞬、迷ったわね……) @102 大体さ、ウチにはウチで、 ウチのじいちゃんがいるじゃん。 今でさえ余分な部屋ないのに、 これ以上人が増えたらどうするのさ? @120 いいじゃない、その時は地下室でも 作ってそこに住んでもらえば……。 @111 もしくは、帰って来させなければ なんの問題もナシ♪ !se(Action)ビシッ @401 帰らせないのっ!? @104 なんだよ、その扱いは!? 肉親より他人のじいちゃんを大事にする 家族なんて聞いたことないよ!? @121 何言ってるのよ、将来はあなたの おじいさんになるかもしれない人でしょ? @111 結婚を前提に付き合うんだったら、 これくらいしても問題ないわ\wh !se(Action)ビシッ @401 はひっ!? !se(Action)爆発音 @105 \f[32]話を飛躍させるなぁぁぁーっ!! @0 !mvシシトの部屋 !mv住宅地 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !wait20 \> \<\f[18]「話を飛躍させるなぁぁぁーっ!!」\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] \> \<\f[15]「話を飛躍させるなぁぁぁーっ!!」\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] \> \<\f[12]「話を飛躍させるなぁぁぁーっ!!」\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] \f[9]「話を飛躍させるなぁぁぁーっ!!」 @410 ……。 !wait60 @412 ……\sふふっ。 入れ違いになったけど…… こっそり出てきて正解だったな。 ドッキリ作戦大成功……\sなんちゃって♪ @1 \f[18]「頼むから、ちゃんと話聞いてよっ!!」 \f[18]「何よ、話を聞いて出した結論でしょうが……」 \f[18]「セトちゃん、これからは"お母さん"って呼んでもいいわよ〜」 \f[18]「いや、いいですからっ! 呼べませんからっ!!」 \f[18]「呼ばないとカラアゲ没収♪」 \f[18]「ガーン!!」 \f[18]「いじめるなーっ!!」 !wait60 !bgm !wait40 @410 ……。 !wait80 諦めたワケじゃない、か……。 !wait60 !se(Action)学内歩き !wait50 !se(Action)学内歩き !wait70 @1 「……強がりだよね」 「犬山さんが起きた時、シシト君、  すごく嬉しそうな顔してた……」 「あんなの見ちゃったら……  結果なんて分かってるのにさ……」 !bgm !mvnil @0 !mv !wait140 姉さん……ちゃんと見てた? シシト君、やったよ……今度こそ 自分の力で助けられたの……。 時間はかかっちゃったかもしれないけど、 いっぱい悩んで、いっぱい苦しんで、 やっと救われたんだ……。 だから……許してあげてよね? 私も……我慢するからさ……。 !wait60 ねえ、シシト君……。 ……\s次は、最後まで守ってあげてよね? 他の誰かのためじゃない…… \sシシト君自身の気持ちのために……。 そして、シシト君が助けてあげた…… \s犬山さんのためにもね……。 !wait200 @1 それから……1ヶ月が過ぎた……。 !wait100 @0 !mv住宅地 !bgm住宅街 !wait60 !se(Action)学内歩き !wait50 !se(Action)学内歩き !wait70 @410 ……。 !wait30 !se(Action)学内歩き うーん……。 !wait60 !se(Action)学内歩き @1 スタスタ @200 ……おっ、冬村さんじゃねーか。 おーい。 @411 ビクッ!! @202 いや、驚きすぎだっての……。 オレだよ、オレ……。 @410 あっ、リョウヘイ君……。 @200 珍しいな、こんな時間に会うなんて。 @410 学校、今週から冬休みなんだよ。 @200 ふーん、どこも同じなんだな。 ……。 @202 ……で、こんな所で何やってんだ? シシトの家の前をウロウロして……。 @410 う、うん、ちょっとね……。 @200 ……ああ、なるほど。 今日、クリスマスだもんな…… シシトへのプレゼントってワケか。 @411 なっ、なんで分かったの!? リョウヘイ君ってエスパー!? @202 いや、背中に隠したプレゼントが 大きすぎて見えてっから……。 !wait30 !se(Action)ドア開け @1 ガチャ @100 ……あれっ? @410 あっ、シシト君……。 @200 おっす、シシト。 @100 二人とも……僕に用事? @412 あっ、その……。 私、シシト君の部屋に こっそりプレゼントを置きに……。 @102 不法侵入ですか……。 @202 おいおい、そんな事したら警察に 捕まっちまうだろ……。 @102 まあ、知り合いの警部さんなら 見逃してくれそうだけどね。 @410 うんうん。 @202 この事情聴取コンビめ……。 @100 ところで……リョウヘイは何を? @200 おっと、そうだった。 これからゲーセンに行こうと思ってさ、 直接シシトを誘いに来たんだ。 @410 \f[20]ピクッ…… @102 なんだよ、それだったら メールしてくれりゃ早いのに……。 @200 まあ、そう言うなよ。 今日はクリスマスイベントもあるし、 来ないと絶対に損するぜ? @410 \f[20]ピクッ、ピクッ…… @100 うーん、そうだね……。 用事を済ませた後だったら、 行ってもいいかな? @200 用事? @410 もしかして、その手に持ってるモノ? @102 あっ、うん、まあね……。 @200 ……ふーん。 あのシシトが彼女にプレゼントをね……。 @102 別にそんなんじゃありません。 @202 へっ、よく言うぜ。 お前ら、あの件があってから 毎日のように会ってるじゃねぇか。 @102 いや、だからそれは……。 @200 はいはい、そういう事にしといてやるよ。 @102 ……ははっ。 @410 私にはプレゼントないのかなー。 @102 あとでゲーセンのメダルでも おごってあげるよ……。 @412 ホントに? @200 えっ……冬村さんもゲームやんの? @411 ハッ!? @202 いや、さっきから驚きすぎだって……。 @412 あっ、えっと……。 少しは……やるかな……。 @102 (……少し?) @200 へぇー、意外だな……。 ……。 @202 というか、なんでシシトが知ってるんだよ? @102 まあ、色々あってね……。 !wait40 !se(Action)学内歩き @1 スタスタ @250 ……むっ? @100 あっ、アルバートだ。 @410 こんにちは。 @200 おっす、アルバート。 @250 お前たち……どうしたんだ? こんな所に集まったりして……。 @102 いや、たまたま集まっただけだよ。 @200 そういうアルバートは手ぶらで 何をやってんだ? @250 俺か? 俺はいつも通りの見回りだが……。 @102 ……。 @202 ……まだ探してんのかよ。 @251 当然だっ!! お前たちにネコミミ女を見せるまでは 死んでも死にきれんっ!! @102 いや、もう諦めなって……。 @202 聞いてるこっちが恥ずかしくなるから やめてくれ……。 @412 (シシト君も大変だね……) @251 じゃあなんだ、幼女にネコミミバンドを 付けさせれば満足するのか!? @101 なんでそうなるんだよ!? @201 アホかっ! それこそ犯罪だろうがっ!! @250 全く、どいつもこいつも……。 @202 その根性だけは認めるがな……。 @251 じゃあネコミミ女も認めろっ!! @102 はいはい、分かった、分かったから……。 !wait60 !bgm @1 ピリリリリ…… @100 んっ……? @250 電話か? @200 シシト、鳴ってるぜ。 @100 うん、分かってる。 !wait20 !se(System)ピッ @1 ピッ @100 はい、もしもし……。 !wait40 @102 ……。 もしかして……また寒中水泳の誘い? 勘弁してよ、こんな寒い日に……。 @250 (寒中水泳……?) @202 (やれやれ、仲がよろしい事で……) @412 (いいなぁ……) @102 えっ、何……違うの? そんなに慌てちゃ聞こえないって、 とりあえず落ち着いて……。 うん……うん、それで……。 !wait80 !seエンディングテーマ2 @100 ……っ! @200 ……? @410 ……シシト君? @103 わ……分かったっ!! 今すぐ行くから待ってて!! !se(System)ピッ @1 ピッ @100 ……みんなごめん。 僕、これで失礼するね。 @200 んっ、ああ……。 @250 また会おう。 @1 タッタッタ ……。 @200 ……。 @250 ……なあ、岸。 今の電話、もしや……。 @202 言わなくても分かるだろ? 聞くだけヤボってもんだぜ……。 @250 ふむ、そうだな……。 @412 (……あーあ) (また"お仕事"かな……) !wait20 @200 ……ところで、二人とも。 もし、時間あるんだったら…… これからゲーセンでも行かないか? @410 ピクッ @250 今から行くのか? @200 ああ、せっかくみんな集まったんだ。 あとでシシトも来るだろうから、 クリスマスくらい、パーッと騒ごうぜ。 @250 まあ、俺は構わんが……。 しかし、冬村はゲームをするのか? @200 ちょっとはできるみたいだぜ。 なっ、冬村さん、だから……。 @410 ……。 @202 ……あれっ? @250 ……冬村? @410 ……。 !wait40 @412 ……\sふっふっふ。 @202 へっ……? @412 ……いいよ。 たまにはパーッとやらないとね…… \s今日は、思いっきり全力出しちゃおう♪ @202 ぜ、全力って……。 @410 ほら、ボーッとしてないで、 行くなら早く行こうよ。 !se(Action)ビシッ @201 ちょ、何、そのやる気!? @250 ほう、相当やり込んでるようだな……。 @412 最近はゲーム雑誌を読んでる 時間の方が多いけどね。 女の子だからって、甘く見ないでよ。 !se(Action)跳ね @251 いいだろう、ならばその実力 見せてもらおうかっ!! !se(Action)跳ね @413 望むところよっ!! @1 ダダダダダーッ!! !se(Action)跳ね @201 おーい! オレを置いてくなぁぁー!! @1 タッタッタ !mvnil @0 !mv !wait60 !mvマジカルパレス !wait40 !se(Action)ページをめくる @733 ……\sふうっ。 これで、ようやく半分ですか……。 あと半分……あと半分……。 @833 ……あの、女神様? @730 あら、クロウ……なんでしょうか? @833 いくら年末で書類が増えてるからって、 夜通しの仕事は体に毒ですよ。 少しくらい、お休みになられても……。 @734 ふふっ……大丈夫ですよ。 私にはトーテムの力がありますから、 ほとんど寝なくても仕事ができるんです。 @830 まあ、それは我も知っていますが……。 @734 ……。 @833 ……んっ? @734 ZZZ…… !se(Action)ビシッ @831 女神様っ! 寝てますよっ!? @731 はっ、すみません……。 @833 だから、たまには休んでくださいって。 寝ぼけて書類を書かれると、あとで 我が苦労するんですから……。 @730 クロウが苦労……ですか……。 @831 ダジャレはいいんですっ!! お願いですから休んでくださいっ!! @737 仕方ありませんね……。 もう少しで一段落しますので…… そしたら、仮眠をとらせてもらいます。 @833 (むう、真面目に仕事してくれるのは  喜ばしいことなんだがな……) (これじゃ、我の負担は以前と  全く変わらんぞ……) !wait20 !se(Action)学内歩き @1 \c[3]「なんだ、さっきから騒々しいが……」 \c[1]「ここは昔っからこんな感じだぜ」 @830 むっ、お前たちか……。 @730 おかえりなさい、早かったですね。 @1 \c[1]「こんなの、オレにとっては朝飯前ですよっ!」 \c[3]「よく言う、何もやってなかったクセに……」 \c[1]「そう言うなって、ピンチの時は魔法で  助けるつもりだったんだから……」 \c[3]「期待できんな」 \c[1]「ひでえ……」 @833 大したモノだ、自身は魔法など 全く使えないというのに……。 @1 \c[3]「やってる事はカタギ時代の仕事と  それほど変わらないからな」 \c[3]「相手が銃を使うか魔法を使うか……  違いがあるとすれば、そのくらいだろう」 @732 ホント、頼もしい限りです……。 魔法を悪用する者を取り締まるため、 意識の海から呼び寄せたのが あなたでよかった……。 @1 \c[3]「……感謝するのは俺の方だ」 \c[3]「一度は散った命……こうして神の元で  再びチャンスを与えられるとは……」 @830 お主のように強い意志の持ち主を 放ってはおけないからな……。 これからも、存分にやってくれ。 @1 \c[1]「おう、オレ様に任せとけっ!!」 @833 お前は少しくらい感謝しろっ!! サポート要員として女神様がわざわざ 復活させてくれたのだから……! @1 \c[1]「だろ、オレって、やっぱ頼りになるから……」 @830 真面目にやらんと噛むぞ。 @1 \c[1]「……ごめんなさい」 @730 それはそうと、今日はクリスマスです。 せっかくですから……娘さんに 会いに行ってあげてはどうですか? @1 \c[3]「……言ったはずだぞ」 \c[3]「俺は会いに行く気などない……  無事でいてくれれば十分だと……」 @830 そうか……。 @730 ですが、自分の立場を気にする 必要はありませんからね? 彼女も……今では、立派な マジカルパレスの一員ですから。 @1 \c[1]「でも、女神様、やっぱ女の子一人じゃ  何かと危ない気がしますよ?」 \c[1]「誰かサポートに行ってあげないと……」 @830 お前が行きたいだけだろ。 @1 \c[1]「ギクッ」 @730 それなら心配いりませんよ。 @734 彼女は魔法の使い方が上手ですし…… \s何より、彼が一緒にいますから……。 @830 そういう事だ、残念だったな。 @1 \c[1]「ううっ、ちくしょう……」 \c[3]「……」 @730 ……分かってますよ。 なんだかんだで、あなたも 彼のこと信頼してるんですよね? @1 \c[3]「……さあな」 \c[3]「少なくとも、その辺の男どもよりは  マシだと思ってるが……」 \c[1]「へへっ、それは分かんねーぜ?」 \c[1]「実は、裏であんな事やこんな事を……」 !se(Action)カチャッ \c[1]「……\sへっ?」 \c[3]「お前……もう一回、死んでくるか?」 !se(Action)跳ね \c[1]「ちょ……なんで拳銃出してんだよっ!?」 \c[3]「自分の胸に聞いてみるんだな」 !se(Action)銃声 \c[1]「うわっ!? マジで撃ちやがった!?」 !se(Action)跳ね \c[3]「逃がすかーっ!!」 !se(Action)跳ね \c[1]「ぎゃあああぁぁぁーっ!!」 \c[3]\f[20]「待てぇぇーっ!!」 \c[1]\f[16]「イヤだぁぁーっ!!」 !wait20 @830 ふっ……いいコンビだな。 あの二人と、いい勝負だ……。 @734 ZZZ…… @831 って……女神様また寝てるっ!? ……。 @833 ……まあ、よいか。 しばらく、そっとしておこう……。 @734 (りせっとぉ〜、お姉さんいっぱい  頑張ってますからね〜♪) !mvnil @0 !mv !wait60 !mv中央公園 !wait40 @131 ……\sふうっ。 クリスマスまで魔物退治か…… 人目につかない場所でよかったな……。 !wait20 !se(Action)学内歩き @1 「先輩、今日もおつかれさまでした」 @130 うん、おつかれ。 ケガとかなかった? @1 「はい、おかげさまで……って」 !se(Action)跳ね 「先輩、ケガしてるじゃないですか!?」 @131 ああ、これ? 大丈夫だよ、かすり傷だし…… ほっとけば自然に治ってるから……。 @1 「ダメですよ、バイ菌とか入ったら  どうするんですか……」 「ほら、ちゃんと傷見せてください」 @131 あっ、はい……。 @1 「……\s『治癒』ッ!」 !se(Action)シュビー !wait12 !se(Event)アイテム入手A !wait8 !se(Event)アイテム入手A !wait8 @134 ふうっ……。 !wait40 @130 ……\sいつも悪いね。 ありがとう……セト。 @441 今はシェルティーですよ、ナナシ先輩っ! @131 おっと、そうだった……。 @440 まあ、もう魔物もいなくなりましたんで……。 !wait30 !se(Action)カチャッ @0 @441 変身解除っ!! @1 パアアァァァ…… ……。 !wait40 @400 ふうっ……。 @131 いいなぁ、セトの変身は ペナルティーが発生しなくて……。 @400 サービスカットが無いのは マイナスかもしれませんけどね。 @131 こら、そんな事言わないの。 @402 言ってみただけですよー。 @131 やれやれ……。 @400 でも、やっぱり先輩すごいですね。 今日の魔物、かなり手強そうに 見えたんですけど……。 @130 セトの魔法やシンクロ効果が あるおかげだよ。 ちゃんと役割分担もできてきたし、 僕としても戦いやすいから……。 @404 これも反省会やってる成果ですねっ!! @131 ……そうかもね。 !wait40 @130 ……\sところで、セト。 @400 なんですか? @131 ……ホントによかったの? 魔法使えるからって、魔物退治の 手伝いをしたいだなんて……。 @400 危険は承知の上ですよ。 それでも、私、やっぱり先輩の 役に立ちたいから……。 @130 僕のために……? @404 だって、私、先輩に助けてもらって ばかりじゃないですか!? 私だって先輩助けたいんですよ! ちょっとくらい、お返ししたいんです! @131 恩には恩をってことか……。 なるほど、セトらしい理由だね……。 @400 (それに……こうしてれば、少しでも長く  先輩と一緒にいられますから……) @130 セト……どうかした? @402 ……へっ? !se(Action)跳ね @401 あっ、いえ……なんでもないですっ!! @131 ……? @402 と、とにかく……おつかれさまでした。 これから……どうします? @131 うーん、とりあえず……。 @1 ゴソゴソ !wait40 !se(Event)アイテム入手A @400 ……えっ? @130 はい、プレゼント。 @403 わ……私に、ですか? @131 でなきゃ、魔物退治にこんなの 持ってくるワケないでしょ。 @403 あの……さっそく開けていいですか? @130 どうぞ。 !se(Action)ページをめくる @0 @400 ……あっ。 @130 ……覚えてる? みんなでアクアフロート回った時に、 セトが欲しそうにしてた、あの髪飾りだよ。 @402 で、でも、先輩……。 これ、すごく高かったんじゃ……。 @131 女神様がお小遣いくれたんだよ。 クリスマスだから、何かプレゼント 買ってあげてくださいって……。 @400 そうだったんですか……。 @131 僕の実利がないから、山盛りの カラアゲ買って一緒に食べる方法も 考えたんだけどね……。 @404 一個しかあげませんよ。 @131 ははっ……。 @400 とりあえず、せっかくですから、 これ付けてみますね。 @130 じゃあ、その間に変身解いて 着替えてくるか……。 !mvnil @0 !mv !wait40 !mv中央公園 !wait40 !se(Action)ビシッ @404 お待たせしましたっ!! どうですか、先輩!? @102 うーん、どうと言われても……。 @402 ……似合ってません? !se(Action)跳ね @104 いや、そんな事ないよっ!? @404 じゃあ、反省会までにどこがいいのか ちゃんと考えといてくださいねっ! @102 それも反省するのか……。 !wait20 @100 あっ、そうだ……。 僕、これからゲーセンでリョウヘイと 遊ぶことになってるんだけど……。 @400 えっ、そうなんですか? @100 うん……セトも来る? もしかしたら、冬村さんも一緒に 行ってるかもしれないよ。 @400 うーん、そうですね……。 じゃあ、ご一緒させてもらいます。 @102 って……セト、このまま来るの? @400 特に準備するものもありませんからね。 歩きながらでも反省会できますし……。 @102 マジすか。 @404 マジですよ。 @102 まあ、どうせやるんだったら 忘れないうちにやった方がいっか。 !wait40 @100 ……\sじゃあ、行くよー。 @400 はーい。 !se(Action)学内歩き @0 !mvnil @0 !mv !wait60 @102 (……\sやれやれ) (この分だと、またリョウヘイに  冷やかされそうだな……) (違うって言ってるのに……) !wait40 @100 (……) (まあ……別にいいんだけどね) (こうしてれば、いつでもセトのこと  助けてあげられるから……) @400 先輩……どうかしました? @102 なんでもありません。 @402 ……? @0 !mv !wait120 全ては偶然だったのか…… \sそれとも、運命だったのか……。 確かなことは分かりませんが…… 少なくとも、私は自分の道を歩いてる……。 みんなにとって普通じゃなくて…… \s私にとって普通の生活……。 いくつもの出来事が繋がってできた…… 世界で……たった一つだけの物語です……。 !wait80 私の\r[物語,ゆめ]は……まだ、終わらない……。 この出会いに……この結末に……。 そして……これから先…… \sこの人と一緒に歩んでく未来……。 もう一人の私が見たステキな夢に…… \s心から……感謝しています……。 !wait120 @0 \> \ \ \ \ SET \ \<セト物語 \s\>-完- !wait40